2月17日(土)
■ 星空の跳舞 vol.5
カフェコンポステラで
「1の知らせ」を踊る その２
於★綾瀬ナチュラルカフェコンポステラ
踊り手 リュウセイオー龍

開場 18:30　開演 19:00

料金 2000円＋オーダー

ご予約・お問い合わせ
ナチュラルカフェ コンポステラ
足立区綾瀬5-7-2 第91新井ビル1F
TEL　03-3628-5366

少し長くなりますが前回に続きオフノート主宰

神谷一義氏の文章よりご案内します。

リュウセイオー龍「１の知らせ」を踊る その１(2017年10月14日綾瀬コンポステラ)を観た。故篠田昌已が命を削るようにして盟友・中尾勘二、関島岳郎と創り上げた音楽にリュウセイオー龍がどんなやり方で灯りをともすのか、そいつが無性にたしかめてみたかった。

「１の知らせ」とは何か。生前、篠田は「１」は

「位置」でもいいんだ、と軽口を叩くように関島に話したという。ならば「１」とはいま・ここに・生きて在ることを指し示しているのだろうか。コンポステラの音楽は「非在」の彼方から過去の「記憶」と未来の「予兆」を同時にもたらす。その音楽と抗い、身を委ねながら舞い踊ること。リュウセイオー龍は「音楽」と「無音」の狭間で身体を烈しく屈伸させたり歪めたりしながら「１の知らせ」虚空からのメッセージを必死に掴みとろうとしていただろう。
舞踏における身体表現が、制度という桎梏に繋がれ宙吊りにされた大衆存在の象りなのだとしたら、奪われ歪められたら身体は速やかに解放されねばならぬ。そう思った瞬間、リュウセイオー龍は身体をいっぱいに伸ばして宙空に何かを掴みとろうとした、何度も何度も。それが当夜のハイライト。かれは「１の知らせ」を受け取ったにちがいない。わたしも受け取った、リュウセイオー龍の身体の葛藤劇を通じて。

星空の跳舞vol5
2018年2月17日（土）セットリスト
1.ghhgh
2.箱の中の風景
3.最初の記憶
4.結婚ポルカ
5.ふたりのマクシム
6.雨の中を
7.アジールのマーチ
8.1の知らせ

協同●カフェコンポステラ
協力●野戦之月